【竹鶴 酸味一体 雄町】
広島県産雄町65% 「酸味一体」を表現するのにふさわしいお酒で、酸味が非常に際立ったお酒です(←ここ重要)
竹鶴らしい濃醇な旨みがあってこその絶妙なバランス。冷酒・常温では酸が非常に強く感じますが(←ここ重要)70℃以上の燗にすると円やかさが増します。好みがはっきりする賛否両論、通好みのお酒だと思います。
とお酒の説明をした上で、店でこんな出来事が。...
正直、常温で飲むと「まずい」んです。酸が非常に強すぎて美味しくないんです。(竹鶴さんごめんなさい)
先日飲食店のMさんが来て下さり、「キンキンに温度上げると美味しいらしいよ」と燗に!まずは常温で味見。ふたりして「まずー」『まずー』と連呼。酒屋さんからは70℃以上と聞いてましたが62,3℃で試飲。またまた「まずー」『まずー」と連呼。70℃超えたところで酸が変わりました。個性のあるお酒ですが飲めば飲むほどハマりそうで、煮豚を食べてたMさん、口の中で油がきれいに溶けるわ~と。美味しかったんです。
ぼでがの右カウンターでずーと「まずー」を連呼してて、左カウンターで新政を飲んでた数名のお客さんたちは「美味しいー」と連呼。ぼでがで東西に分れてました。ニッカウヰスキーの創業者竹鶴正孝さんと新政の五代目卯兵衛さんの時代「西の竹鶴 東の卯兵衛」と学業成績を讃える言葉があったそうですが、ぼでがのこの状況「右の竹鶴 左の卯兵衛」とひとりクククッと笑ってました。